こんな疑問をお持ちの方に読んで頂きたい内容です。
夏になると誰もが耳にする注意喚起
外でする釣りは夏に限らず気を付けていかなくてはなりません。
本記事では楽しく釣りをする為、家族とのファミリーフィッシングなら尚更、事前に配慮しておく事や準備しておく事について、私の失敗談など交えてお伝えします。
大丈夫だろうという思い込みは危険
対策してるから大丈夫という慢心はせず、万全策はないと考え、体調が少しおかしいと感じたら切り上げて涼しい場所で休むとか、早々に切り上げる事を念頭に行動することが重要です。
過去の私の失敗談を例にお話しします。
釣り当日、予報通り晴れ。子供が『昼前に出発する!』というので、準備を整えて車でお昼前に出かけました。
道中でこの日は関東の梅雨明け宣言と言うのを知りました。
釣り場についた時は気温は30度+ありましたが、太陽が雲に隠れ、風も多少吹いていたのでそこまで暑さを感じませんでした。しかし、時間がたつと太陽が顔を出し、風もやんで、どんどん暑く。
ちょっとやばいかな~と思い、子供に冷たい飲み物を首回りにあてたり、ちょくちょく「暑くないか?大丈夫か?」と声をかけながら様子をうかがっていましたが、釣りを始めて2時間程経過した頃、
『ちょっと頭が痛い』
と言い出したので、これは熱中症の症状!?と思い、釣りを中断してさっと片付けてクーラーを適度にきかせた車で帰る事にしました。
幸い、帰ってる途中から子供も元気になりました。(アイス食べたしね)
今回は子供が早々に言ってくれたから良かったのですが、私の方はいくつか失敗したなぁと思う点もあり、反省してます。これらをふまえてこれから夏場にかけて楽しく釣りをするために熱中症対策について考えていきます。
釣り場所を選ぶ
まずは熱中症対策だけというわけではないんですが、そもそも釣りに行く場所から考えようというところからがスタートです。
日陰がある・作れる場所
先ほど私の失敗談にあったように炎天直下にずーっといると相当きついので、日影が近くにあって休める場所がある釣り場を選ぼう。
日影がなさそうだったら、日影が作れる場所、例えば、公園隣接の釣り場とかで釣り場近くにワンタッチテントが張れる場所や、車横付けで行ける漁港・堤防など、日影がある場所か、作れる場所がおすすめです。
コンビニや自動販売機が近くにある場所
熱中症には水分補給も大事になってきます。子供と行くと着替えやおもちゃなど荷物がかさばるので、極力他の物を減らしたい方や重い物は減らしたいという方、いらっしゃると思います。
飲み物は荷物の中でも結構かさばるし、重さもあるので現地調達!という方もそこそこ多いんではないでしょうか。そういった場合は水分が補給できる所が近くにある場所を選びましょう。
更に夏場は特に、思った以上にのどが渇く事もあるので、それを踏まえて、+α飲み物を持てないようであれば、飲み物を近くに確保できる釣り場を探しましょう。
駐車場、駅まで近い
日陰を作る、飲み物を確保できるというのにも通じるところがあるんですが、狙いとしては、すぐに帰路につける交通手段があるという点を取り上げています。
子供の体調が悪くなったんだけど、磯場の奥の方で釣りをしていて、足元悪い中、子供を抱っこ・おんぶして戻らないといけない。駅から1km以上離れた釣り場まできて・・・・、という状況にってしまうと自身の体力も消耗し、かなり大変です。
ですから、なるべく交通手段が近くにある場所を選ぶ事をおすすめします。ここで、読みながら違和感を覚えた方もいらっしゃる方、いるかもしれません。
子供が頭痛くなったのは場所が悪かったんじゃ・・・?
私も考えて、今回行っていた横須賀の海辺釣り公園はこの3つが備わっている場所なんです。そう、逆に、場所だけではダメだという事が、分かってしまいました。ですから場所以外の対策も取り込んで考えていきましょう。
釣りの時間帯で熱中症回避
こちらは計画に取り入れやすい対策だと思います。
夏場だと日差しも非常に強くて、気温も14時位までどんどん上昇します。雲で太陽が遮られ、風が多少吹いていればまだしも、無風で炎天直下の状況であるなら、釣りは避けた方が無難です。
ちなみに私が子供と行った日の気温についてのデータです。
ピンポイント横須賀はないので、横浜でみてみました。私が現地についたのは12時過ぎでした。
お昼間はやっぱり暑かった・・・。
今回はここがが一番の反省点だと思ってます。
翌日も子供が釣りに行くというので気温が下がり始める15時着目安で今度は別の場所に出かけました。
天気も良く、気温も前日同様でしたが、体感的に前日と比較してかなり楽だったので、やっぱり日が傾いてくる15時以降がおすすめ。
時間については魚が一番釣れのは朝まずめ、夕まずめというタイミングと言われていて、私も実際に釣りに行っていてそのように感じるので、逆にそこを狙っていって釣果もあげるというのも手かなと思います。
これは1ヶ月の最高気温/最低気温のグラフです。梅雨だった~15日までは山谷ありますが、最高気温は右肩上がり。梅雨明け後の16日~は横ばい。半月くらいで10℃も最高気温が上がっています。気温の変動で大きいと体調も崩しやすくなりますので季節の変わり目も考慮して、出かける前に天気と気温は確認しておきましょう。
ここまで、場所や時間と、日によっても状況が変わってくるので、これだけだとまだまだ心もとない。+αご自身で準備できる物考えていきたいと思います。
熱中症対策アイテムを活用しよう
最近は色んな対策アイテムがでてますので、取り入れない手はありません。紹介するアイテムは釣り以外にもいろいろな場面で活用できますので、これだ!という物をぜひ準備しておきましょう。
私も活用してるアイテムを含めてご紹介します。
熱中症・日焼け対策アイテム
釣りではなるべく肌を露出しない方が良いです。これは熱中症や日焼けの対策だけでなく、釣り針を使うので、ふとした時に体に引っかけてそのまま刺さってしまう事を避ける為でもあります。
だいたいの釣り針は一度刺さると抜けにくいように返しがついているので、体に刺さってしまうと、痛い思いをして抜かなくてはなりません。自分では抜けなくて病院へ・・・という事もあります。
これらを踏まえてなるべく露出を避けるようにしておく事をおすすめします。
頭をガードするサファリハット
顔・頭・首回りは帽子で日差しをガードしましょう。
CAPだと前方にしかつばがないので全周覆ってってくれるのがサファリハット。
キッズ用
首回りまで覆ってくれるタイプの物を選ぶのが絶対おすすめです。
首が日焼けしてるのって見えないから気づかなくて、
ヒリヒリすると思った真っ赤になってた!
こんな状況は避けたいものです。
体をガードするラッシュガード
長袖で暑いんじゃないかと思えるラッシュガードなんですが、さらっと冷感のあるものがほとんどで肌に直射日光を浴びるより涼しく感じます。白系の色を選べば太陽からの熱の吸収も抑えられて尚良いです。
キッズ用
足をガードするラッシュガード
足も同様にラッシュガード。トレンカ、レギンスタイプなどがあります。こちらもひんやりしていて着心地はなかなかです。
キッズ用
ネッククーラー、小型ファン
首回りは脳に行く血液の通り道なので、冷やす事で清涼感も大きく熱中症にも効果的。保冷材で冷やすタイプの物や電動ファンで涼しくするものなどがあります。釣りは竿を持つ両手が塞がるので首から掛けれるものを選びましょう。
電動ファンは音がうるさかったりちょっと重かったりするのでお子さんには保冷剤タイプの方をおすすめします。
キッズ用
こちらはネックファンではなく、直置きOK。
風量もそれなりにありますので、近くにおいておけば蚊よけにもなります。また、フック付きなのでテントにぶら下げても使えて便利です。また、LEDライト付き+ソーラー充電も出来る商品。
ワンタッチテント
テントを張れる場所があるなら、持っておくと便利です。日陰を即座に作って休める場所。夏場はフルクローズのテントより風通しがよく間口が広い物を選ばないと、テントの中に熱が籠って逆効果になりますのでご注意下さい。休憩用なのでお値段も安価な物で十分です。
空調服
数年前から徐々に広まってきているアイテムです。値段がちょっと高めですが、空気が常に循環することで熱がこもらず涼しく、汗をかいてもすぐに乾いてくれます。
空気で1回りか2回りくらい膨らむ(ダウンを着るくらい)ので、投げ釣りなどで腕回りが気になる方はベストタイプのものがおすすめです。
熱中症対策グッズは毎年新しい物がいろいろ出てきます。これだ!と思った物は使って快適な釣りをしましょう。
まとめ
本記事のまとめをしておきます。
- 釣り場所を選ぶ
日陰がある/作れて、水分補給が容易にでき、すぐに帰路につける場所を選ぼう。 - 釣りの時間帯で熱中症回避
特に夏場は10時~15時までの気温が最も高くなる時間は極力避けよう。 - 熱中症対策アイテムを活用しよう
サファリハット、ラッシュガード、ネッククーラー、空調服やワンタッチテントなどなどを活用しよう。
その他にも様々ある対策アイテムの中からこれは使える!という物を準備しておこう。
日焼け止めも忘れずに!!
楽しく釣りをするためにも、事前にあれこれ考えておく必要があります。家族、同行者の安全・体調を第一に考えて無理のないようにしましょう。
また、この対策アイテムがすごいよ!など情報ありましたらコメントお願いします。
これから釣り初心者の方向けにその他準備するものを『 釣りを初めるのに準備するもの 子供と一緒に初めようか迷っているあなたに読んでもらいたい内容です 』でまとめていますので合わせてお読みください。