だけど、全然釣れない。。。
なんでー??

釣りしてたらたまにはこんな寂しい時もあるよね~。

え~っ?
僕はいつも釣れるけど、お父さんはいつもそんな感じでしょ!

そ、そこは黙っとくんだよ~~!
(お父さんは自分より楽太君が釣れるように四苦八苦してるんだよ・・・)
私の話はおいといて、
なかなか釣れないなぁ・・・という時、
ぜひ試してもらいたいのが次の4つです。
- 棚を変えよう
- 仕掛を落とす位置を変えよう
- 釣り座を変えよう
- 針のサイズを小さくしよう
『何か普通なんだけど』
『それくらい知ってるし』
と言う方はこの先読まれてもあまり得るものがないかもしれませんので、
『どういう事?』
と、思われた方は続きを読んでみて下さい。釣果を変えるきっといいヒントがあります。
魚がいないと魚は釣れない
はじめに知っておかなくてはいけない悲しいお知らせ。
サビキと言えば、
小さくても引きが強くて釣って楽しい、食べても美味しいアジが釣りたい!
と狙っても、基本は回遊性(留まっていない)の魚なので、回ってこないとなかなか釣れません。
そう、残念な事に・・・
狙う魚が釣り場にいなければ、そもそも釣れない!
という事を理解しておく事が必要です。
サビキで釣れないのはなぜ? この4つを試せば釣れる可能性アップ!
『魚はいそうなんだけど釣れないなぁ。』
『周りが釣れ出してるのに全然かからない。』
こんな時に延々同じことを繰り返して釣りをするのではなく、ちょっとした変化を加えれば釣れる始めるというのは良くある事です。
その中で是非やってほしいことが冒頭に述べた3つです。
状況が分かり易いように絵も参考に合わせてみて下さい。
①防波堤など釣り場にきて釣る気満々!!

釣り場に立つと爆釣を想像して気が入りますよね。
②さっそくサビキを始める

が・・・、魚が全然釣れません。
待てども全く当たらない。
③何故だろう・・・? 考える

こんな状況に陥ってしまった時にやるべき事を順にみていきましょう。
仕掛けを入れる棚を変えよう
②の釣りを始めた時は海面近くに仕掛けを落としていました。
仕掛の状態を見るとその棚(層・深さ)には魚がいない!
針を魚に食わせたいのですから、魚のいる棚に合わせるように棚を変えてみましょう。
④仕掛けの棚を底の方へ変えてみる。

するとどうでしょう?サビキ仕掛けに気づく魚が出てきます。
アジは下層、底の方にいる事が多い魚です。
また、根魚は海底付近、青物は海面付近にも顔を出して来ることがあります。
とは言え、絵では魚のいる場所がわかっても実際に釣りで魚がいる棚は、目視で見える範囲か魚群探知機でもなければ分かりません!
なので、
↓
当たりがある棚がわかればそこを重点的に狙っていく。
これだけで釣れる可能性が高くなります。
それでも全然釣れない場合は次の手を試してみましょう。
仕掛を落とす位置を変えよう
堤防のサビキ釣りでよく見かけるのは、足元に落とし続けていてずーっと釣れていない状態。
こんな時にやるべき事。
防波堤や堤防は足場から数mは浅く、その先は深く、絵のような構造をとる所が多くあります。
⑤仕掛けを少し遠くへ投げ入れてみる。

さて、どうでしょう、防波堤近くまでは寄ってこない魚に気付かせる事ができます。
④のように真下に落とす時と異なり浮きを付けて棚を調整しています。
投げ入れる距離によって魚を探る範囲が広がるので魚が釣れる可能性もぐっとあがります。
また、投げて飛距離をドンドン伸ばす事が楽しくなってくると、今度はカゴ釣りにとかをやってみたくなりますが、今回の記事とは別に詳しくご紹介する予定です。
⑥ぶっこみ釣りで少し遠くへ投げ入れてみる。

この釣り方だと堤防から離れた底の方にいる魚にも気づかせることができますね。
浮きを使わない方法としてぶっこみ釣りという方法があり、底を狙うスタイル。
浮力の高いウキを外して、仕掛の方も少し変える必要があります。
仕掛については釣具屋さんでセットで売っています。
お気づきかと思いますが、最初②のように同じ位置に延々と仕掛をいれても数mの範囲しか探れなかったのに対し、棚を変えたり少し遠くへ投げてみることで魚を探る範囲が何倍にも増します。
サビキ仕掛は使う分+1セットは予備で購入される事をお勧めします。
特にぶっこみ釣りは底にオモリを着底させるので、場所によって根掛かりが頻発する可能性があります。
また、大物で仕掛ごと切られてしまったり、仕掛が絡まってほどけなくなったりした時に新しい仕掛にして釣りを続けるためです。
⑦防波堤周りの深さを覚えておく

防波堤の構造を理解すれば、どの辺りから深くなるのか分かってきます。
上の絵でいくとA・B・Cでそれぞれ深さが異なってきます。ここが分かっていれば仕掛けを落とし込む棚の設定や、根掛かり回避などにも大いに役に立ちますので、探り探りやってみる事をおすすめします。
ここまでは直線的な位置の話をしました。
次はさらに魚がいるポイントを探っていきます。
釣り座を変えてみよう
同じ場所でずーっと釣れない場合は少しポイントをずらしてみる事も釣果に繋がります。
⑧平面的に自ら動いていポイントを探る
もし釣り場が混雑してないようであれば、釣り座を変える事も考えてみましょう。

絵でDの場所で釣りをしていて全然釣れそうでなければ、E・F・Gなどの場所も試してみましょう。
F:堤防の角で魚の出入り、潮の流れが変わりそうな場所
G:大きな岩など根魚が拠点になりそうな場所、潮の流れが変わりそうな場所。
だだっ広い海なので何もなさそうな所よりなにか変化のありそうな場所を狙っていくのも効果的です。直線に対して平面もみると探る範囲が飛躍的に広くなります。
それでも、釣れないんだー!って時は次の手を試しましょう。
針のサイズを小さくしよう
釣るならやっぱり大物を釣りたい!!
誰もが思うことですよね。ここで、大物っ!と思うと針のサイズも大きいものを選びがち。
ですが、魚は種類によって口の大きさ、形が異なりますし、積極的に餌を食ってる(活性が高い)のかそうでないのか、状況によっても変わってきます。
なので、種類によって針の形から大きさまで色々あります。釣り針のサイズは一般的に号数で分けられています。ただ、厄介なのは同じ号数でも針の種類によって大きさが異なっている事です。
20cm以下のアジであれば小アジ針、袖針の4号程度で十分です。針のサイズとしては10mmくらいになります。
参考に私もお世話になっているタイガー針さんから画像をお借りします。

図は小アジ針の大きさになります。6号では釣れないけど4号で釣れるって時も結構あるんです。その差2㎜程です。
『たかだか2mmで変わるか?』
って思われるかもしれませんが、10数cmの魚からしたら大きな差になります。
それくらいの違いで釣れる⇔釣れないの差が出てくるという事も覚えておくと仕掛け選びの参考になります。
また、季節によっても食いつきやすい/食いつきにくい時期があります。具体的に、海水温も高い夏場は魚も活発に泳ぎ回って食い気も多いのに対して、冬場はその逆の傾向になります。
ですから、夏場に対して冬場は少し小さめのサイズの方が釣れやすいです。
季節や魚のサイズ、狙う魚で針の種類、釣る場所でも分ける。
などなど、探求すると針1つにしても奥が深くなってくるんですが、一般的に売られている仕掛けのセットは狙う魚などは記載されていますので購入の際、針のサイズも気にかけてみて下さい。
サビキに仕掛けのおすすめは『サビキ仕掛けおすすめ5選(2022)釣果も上げてボウズも回避』で書いていますので是非ご覧ください。
などとお困りのことがありましたらコメント欄やお問い合わせを気軽にご活用下さい。
さて、今回ご紹介する内容はここまでです。
これだけ試して釣れない時は魚がいないかまたはそれ以上の工夫がいるのかもしれません。
前者の場合はどうにもなりませんが、後者の場合、根気よくあの手この手を考えてどうにか釣ってやる!とやりだしてしまうと、のめり込んで釣りがすごく楽しくなってきますのでぜひ、ご自身でもあの手この手、考えてやってみると楽しいですよ。
釣った魚でまだ小さい魚はお子さんと一通り観察したらリリース(逃がす)してあげましょう。また、たくさん釣れた時は食べる分だけを持ち帰るようにして、残りは同じように(リリース)しましょう。
何でもかんでも持って帰ってしまうとあっという間に釣り場に魚がいなくなってしまいます。釣りを楽しむだけでなく、お子さんと一緒に学ぶためのお願いとなります。
最後まで読んで頂きあありがとうございました。
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