サビキの仕掛って何個も買ってると意外と高い。
自作仕掛けってどうなんだろう。難しいのかなぁ。
何て思っていませんか?
- よく釣りに行くけど仕掛けを自作はしたことない。
- 興味はあるんだけど作り方も分からない。
というかたは特に、読んでいただきたい内容です。

お父さんはよく仕掛け作ってるけどなんで?

自分で作った仕掛けで釣れると楽しいでしょ!?
(よく釣りするからコスパもすごくいいんだよ)

そうか~。
僕も使いたい仕掛けお父さんにお願いしてるもんね~!
好きな仕掛けを安く作れるので自作サビキ仕掛けはおすすめなんです。
そのからくりと作り方を詳しく記載しています。
市販サビキ仕掛けの価格
サビキ仕掛は釣具屋さんに行けば簡単に手に入ります。仕掛けの種類も数多くあります。
仕掛もサバ皮やスキン単一タイプのものは100円くらいから、リアル◯◯シリーズやケイムラ・蓄光タイプのものなどは300円以上と、平均的には250円くらいです。一見するとさほど高くないように感じます。
ですから、たまーに釣に行くという方は、市販の物を買った方が何かとお手軽です。
では、なぜ自作サビキ仕掛をおすすめるのか?
ここから説明していきます。
自作サビキ仕掛けのメリット
最初に自作サビキ仕掛の利点をあげると、
- コスパ最高
- 再利用して更にお得
- 好みの組み合わせができる
この3点が非常に大きいです。
私が自作しようと思ったきっかけは、安く楽しく釣りがしたい。
というところがスタートです。
自作仕掛けはコスパ最高
私のように毎週末、月に数回は釣りに行って仕掛も毎回購入する。
となると、冒頭に書いたようにビックリするくらい高くはないだけど、塵も積もれば・・・。
という諺がぴったり当てはまるように出費がかさんできます。
自作した仕掛けだと市販サビキよりコストダウンが可能です。
どれくらいコストをおさえられるか例を上げながら説明していきます。
市販と自作サビキの1個の価格比較
市販サビキの金額100円~400円ほど
自作サビキ仕掛の金額は95円ほどです!
簡単な内訳はこちら
- 糸:4円
- 針:37円(6本)
- サルカン:19円(2個)
- スキンなどの素材:35円(針6本分)
合計:95円
この通りだと市販サビキよりお得ですよね。
ちょっと疑問を持たれる方、自作サビキ仕掛けの金額については『釣りサビキ仕掛け自作と市販どっちがお得?自作の初期費用と仕掛けコストを詳しく説明します』で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
仕掛け1個くらいだとそんな大きく変わらないよとお考えかもしれませんが、数が増えると違ってきます。私の場合を例に取って金額を比較してみます。
一回の釣りで準備するサビキ仕掛け
私と子供とで釣りに行く場合はだいたい5セットほど用意していきます。
(私と子供の分で2セット、予備を3セット)
予備を準備するのは思わぬ大物で切られたり、根掛かりして回収できなかったり、全然釣れない時に仕掛けを変えたりする為です。
市販(平均で250円/1個とします)と自作サビキ仕掛け(86円/1個)で費用を比較すると
単価 | 数 | 合計金額 | |
市販サビキ仕掛け | 250円 | 5セット | 1,250円 |
自作サビキ仕掛け | 95円 | 5セット | 475円 |
(市販サビキ)―(自作サビキ)の金額 | 775円 |
1回の釣りで775円の差額があります。
この分で餌とかも買えたりしますよね。
更にもう少し見ていきます。
1ヶ月にサビキ仕掛けにかかる金額比較
だいたいですが毎週末、土・日曜両日釣りに行く!という感じなので1か月あたりにすると、
4週間の土・日で計8日となります。
1回の釣りで仕掛けを5セット準備しても毎回使いきるわけではないので、使わなかった分は次回の釣りに使用するので毎回5セット購入しているわけではありません。今回は平均的に以下の様に考えます。
単価 | 数 | 回数 | 合計金額 | |
市販サビキ仕掛け | 250円 | 3セット | 8回分 | 6,000円 |
自作サビキ仕掛け | 95円 | 3セット | 8回分 | 2,280円 |
(市販サビキ)―(自作サビキ)の金額 | 3,720円 |
1か月で3720円の差額となります!
数千円違うと結構費用が変わっったなー。って思いませんか?ちりも積もればっていうところですね。この感覚、個人的に結構大事だと思ってます。
次は+αの視点で見ていきたいと思います。
再利用できて更にお得
『100円で買える仕掛けあるんだったら案外安くないんじゃ!?』
と思われた方、自作はさらに安くできます。
そのからくりは再利用することです。
使い終わった物でも傷んでなければ再度、自作仕掛けの材料にする事が出来ます。針とかサルカンがこれに該当し、再利用でもっとコストが下がります。
針は開いたり錆びがなければ、サルカンも錆びが酷くなければ再利用してます。それらを考慮して再度仕掛けの費用をみてみます。
針、サルカンを半分再利用した場合
- 糸:4円
- 針:19円(6本のうち3本再利用)
- サルカン:10円(2個のうち1個再利用)
- スキンなどの素材:35円(針6本分)
合計:68円
更に続けて、
針、サルカンを全部再利用した場合
- 糸:4円
- 針:12円(6本のうち4本再利用)
- サルカン:0円(2個のうち2個再利用)
- スキンなどの素材:20円(針6本分)
合計:36円
再利用してくと大分お安くなりますね。
ここまでくるとコスパ最高!っていうのにも頷けますよね。
針の再利用は釣果にも関わりそうだから避けたいとお考えの方は、サルカンだけでも再利用すると80円以下で作れます。
先ほどと同じく月換算してみます。
針、サルカンを半分再利用した場合
68円仕掛け×3セット*8回分 = 1,632円
市販サビキ仕掛け(6,000円)との差額は4,368円となりました。
また市販品との差額が広がりましたね。こう見てみると自作サビキもいいかもって思えてきませんか?
次は少し視点を変えてみていきます。
好みの組み合わせができる
市販のサビキは針のサイズも疑似餌も1つの仕掛で大体同じである物が多いです。自作サビキは当然、自分で選んで作るので好きなように変えることができます。
針のサイズや装飾も自由自在
例えば針のサイズは5~7号を使って、疑似餌の材料にはスキン、サバ皮、ケイムラなど、それぞれの組み合わせが自由。
市販サビキで今日はこの仕掛釣れないから変えようなんて時も、色んな仕掛が組合わさった自作サビキだと、こっちの疑似餌にはよく食ってくるなぁとか、傾向を早くつかんだりすることもできます。
釣り好きの方からは邪道だと言われるかもしれませんが、子供と釣りに行って全く釣れない!って言う状況に陥るより断然良いので、私はいろんなのを組み合わせて作ってます。
仕掛けの長さや針の数も自由自在
お子さんと一緒に釣りをする場合、まだ背が小さいうちは市販の仕掛けが長いと感じる事ないでしょうか?
『サビキ釣り 子供の仕掛けはひと工夫でトラブル減少・扱いやすさも向上します』で紹介していますが、市販の仕掛けは6本針で長さが1mを越える商品が多く、子供には長すぎて扱いずらい。
実際私の子供も扱いづらそうなので、針の本数を減らし、仕掛けの長さも1m以下になるようにしています。
こうしたこともが自作サビキだと容易にできるのでおすすめです。逆に、釣り場によって、仕掛けを長くして針の数も増やしたいという事も可能なので、自作である事で幅が広がってきます。
ここまでが自作サビキのメリット3つになります。
自作サビキのデメリット
メリットがあればデメリットもあります。デメリットがなければみんな自作しますよね。
どんなところにデメリットを感じたのかあげていきます。
- 少量を作るなら市販仕掛けより高い
- 作るのに時間がかかる
- 作った仕掛けを保管するのに困る
この3つを上げました。
それぞれについて、理由を説明していきます。
少量を作るなら市販仕掛けより高い
料理を例に考えてみると、1人1食分のカレーを作ります。
お肉、それぞれ袋詰めの野菜(じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ)、カレーのルー
これらを買うと1000円は超えてきそうです。
ただ、レトルトカレーだと100~300円くらいで買えますよね。
使う量以上の物を買わなくてはいけないので、値段も高くなります。(普通はその他の料理にも使うのでそんな事ないと思いますが)
仕掛け作りも同じような事が言えます。
⇒いくつも入った物を購入する事になる。
⇒何個も作れば初期投資分の元は取れるが、少量だと市販サビキ買った方が安くついた!
という状況に陥ります。
作るのに時間がかかる
自作であるが故にここは避けては通れないところ。
私の場合は1時間に2つくらいしか作れません。
単純なスキン巻くだけの物ならもう少し作れるかもしれませんが、ケイムラ入れたり途中に錘入れてみたり、なんだかんだ試してるとあまり数が作れません。
まぁ趣味だし。って考えられる方は良いですが、時間が惜しい方にとっては辛い所です。
作った仕掛けを保管するのに困る
作ったはいいけど、どうやって保管しとこうかと、なかなか保管方法に困りました。針なので針先を出したまま収納は避けたい。
これまで色々試した結果、『釣り針・サビキ仕掛け再利用 収納に100均アイテムが優秀すぎた』で紹介した収納方法を活用してから、私にとってはデメリットではなくりました。
この方法はおすすめです。仕掛け巻きが1個2円以下で簡単に作れちゃいます!
自作にはメリットはありますが、当然デメリットもあります。一番は時間がかかる事かなぁと思ってます。それでも自作すると色んなのが作れて楽しいですし、何より釣れた時がもっと嬉しくなります。
メリットの方を大きく感じられた方、是非自作サビキにトライしましょう!
さて、次からは実際に自作サビキの作り方に入ります。
自作サビキ作り
実際にどんな感じで自作しているかご紹介していきます。
今回はケイムラを使ったスキンサビキを作っていきます。
準備する物
まずは必要な材料から
- 針
- 糸(枝スと元ス)
- スキンゴム
- スナップ付サルカン
- ケイムラ
- 蓄光玉
1~5は必須で、6は+αの装飾となります。
サビキ仕掛けの作製手順
針と糸を準備します。

外掛け結び、内掛け結びなどで結びます。
針と糸の結び(外掛け結び)は『釣り針の結び方 外掛け結び 最初に覚えておきたい結び 』で詳しく解説していますのでご覧下さい。
スキンサビキ仕掛けにするので使用するスキンゴムを準備

このままだと大きすぎるのでカットします。使う針のサイズに合わせてカットする幅を決めます。

こんな感じ。

ゴムはクルクルと引き出します。

スキンゴムだけだと物足りないので、ケイムラも取り入れます。

束から1本引き抜きました。
これを6等分くらいにカットします。

先端を出す感じで針の上にかぶせます。

そのうえからスキンゴムを被せてます。
こちらも先端は針からは少し出します。

スキンゴムとケイムラを一緒に針にクルクル巻いていきます。

クルクルクルクルと針の根本まで巻いたらゴムを針に縛り止めます。

ここで余分ゴムはカットします。
仕掛けに使う分を同様に作ります。

今回は蓄光タイプの玉も用意しました。
スキンも何もつけていない針も1つ加え5本針の仕掛けにします。
後は、サルカンと針を仕掛けのメインの幹糸にくくりつけます。

ちなみに針の付いてるエダスとメインの幹糸の太さは
エダス<幹糸
となるようにして下さいね。
こうする事で、細いエダスの方が先に切れるようになります。
エダスの方が太いと幹糸が切れて仕掛けがゴソっとなくなってしまうのを防ぎます。
完成したサビキ仕掛けがこちら。

ボウズ逃れ用に、いくつか工夫を。
ピンクスキンを2つ、うち一つに蓄光玉
白のスキンを2つ、うち一つに蓄光玉
何も付けてない針を1つ
(餌とか、ワームとかつける為です)
収納もこれで完璧!!

今回、この記事を読まれて自作にトライしようと思われた方へ
- 最初は必要最小限の材料でトライ
お試しに針とスキン程度を購入する - 繰り返し作るようなら徐々に買い足す
ケイムラ、蓄光玉など - 色んな組み合わせの仕掛けを試してみる
鯖皮・ケイムラミックスなど
最初にあれこれ買ったけど全然使わない物があるともったいないですから、一度作ってみて、あれもほしいなぁと思ってから色々買い足していく事をおすすめします。
仕掛け作製について、何かアドバイスやコメント、疑問点などありましたらぜひコメント下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
自作コストについて詳しく書いた記事です。
自作に使う商品も紹介しています。
釣りサビキ仕掛け自作と市販どっちがお得?自作の初期費用と仕掛けコストを詳しく説明します
自作の仕掛け収納はこちらの記事で紹介しています。
釣り針・サビキ仕掛け再利用 収納に100均アイテムが優秀すぎた
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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