釣りでみんなバケツ持ってるけど何に使ってるの?
買うならどんな物が良い?
こんな疑問を解決していきます。
海釣りをしてる人の足元には必ずと言っていいほどバケツが鎮座してます。
釣りをするにあたって最低限必要なのは竿・リール、糸、針、餌。
バケツはこの次に重要なアイテムと言って過言はないでしょう。
そんなバケツの用途と選び方について解説します。
水汲みバケツの用途5つ
- 海水のくみ上げ
- 手洗い
- 魚の一時保管
- 足場の掃除
- 餌・コマセの管理
バケツの用途しての頻度は1から順番。
釣りで魚が釣れなくても毎回使う道具です。
そんなバケツですが、購入時に失敗しないためのポイントをまとめました。
水汲みバケツを選ぶポイント6つ
- 形状:丸形
- 大きさ:21cm以下
- 素材:厚手のもの
- 本体:オモリ付きのもの
- 付属品:5m以上のロープ付き
- 価格:1000円以下でも十分
これらをおさえておきましょう。
それぞれについて詳しく記載していきます。
水汲みバケツの用途
水汲みバケツは海釣りでほぼ必須と言っていいアイテムです。
代表的な用途5つ
- 海水のくみ上げ
- 手洗い
- 魚の一時保管
- 足場の掃除
- 餌・コマセの管理
海水のくみ上げ
バケツの一番の役割です。
水汲みと言ってますが、海釣りの場合は海水をくみ上げます。
汲み上げた海水を色々使います。
手洗い
釣りでは餌を付けたり、釣れた魚を触ったりするため手が汚れます。
水場が無かったり遠い事も多いので、バケツで海水を汲んでさっと手を洗い流します。
ただし、海水なので乾くとべた付くため、釣りが終ったあとはしっかり水で手洗いします。
魚の一時保管
サビキ釣りなど、一度にたくさん魚が釣れたり、連続して魚が釣れる場合があります。
クーラーボックスに毎回魚を入れると時間がかかり、魚が釣れる時合いでの釣り時間が短くなるマイナス面も。
このため、バケツを魚の一時保管として使います。
時合いが落ち着いたらクーラーボックスに移すという流れです。
その他にも、持ち帰るか悩んだ魚を生かしておくため、バケツに入れておくこともあります。
足場の清掃
サビキ釣りやコマセを使った釣りでは特に、エサが足元にこぼれることがよくあります。
汚してしまったた部分は清掃して帰るのがマナーです。
掃除の際に海水をくみ上げ、ブラシなどを使って洗い流すために使います。
餌・コマセの管理
冷凍餌の場合は、海水をくんでエサの袋ごと付けておくと解凍に使えます。
水は空気より熱伝導率が高く、空気中で放置するより数倍早く解凍できます。
また、エサが乾燥しないように湿らせて鮮度を保つため、海水を使うこともあります。
水汲みバケツの選ぶポイント
用途にあったバケツを選ぶためにおさえておきたいポイント6つ
- 形状:丸形
- 大きさ:21cm以下
- 素材:厚手のもの
- 本体:オモリ付きのもの
- 付属品:5m以上のロープ付き
- 価格:1000円以下でも十分
バケツの形状
バケツの形状は大きく2つあり角型か丸型です。
最初は丸型のバケツがおすすめです。
角型がダメというわけではありません。デメリットから丸型の方をおすすめします。
バケツを引き上げる時に角がちょっとした段差とかに引っかかりやすく面倒。
角部分が傷みやすい。
丸型のバケツが引っかかりにくいのでおすすめ
バケツの大きさ
バケツの大きさは口が21㎝以下の物を選ぶのが目安。
海水をくんだ時の重さが10kg(容量で10L)以下にしたい。
バケツは海水一杯入ることもよくあり、その状態で引きある必要があります。
ロープを手繰り寄せて引き上げるのはかなりの労力で10㎏にもなるとかなりキツイ。
このため最大でも10Lを越えない容量にしよう。
容量をサイズ別にみてみましょう。
それぞれの長さが同じとして計算してます。
角型:縦・横・高さ
丸型:直径・高さ
例)角型:18cm*18cm*18cm≒5.8L
丸型:(18cm/2)*(18cm/2)*π*18cm≒4.6L
バケツのサイズ | 18cm | 19cm | 20cm | 21cm | 22cm |
---|---|---|---|---|---|
角型 | 5.8L | 6.9L | 8.0L | 9.3L | 10.6L |
丸型 | 4.6L | 5.4L | 6.3L | 7.3L | 8.4L |
もし大きなバケツを持ちたいのであれば、海水を汲むようの小さいバケツを準備しておくと便利です。
口の広さは21cm以下で容量10L以下がおすすめ
バケツの素材
市販されているバケツはEVAという標記が多くみられます。
これは素材を示しており、EVA樹脂素材はEthylen-Vinyl Acetate(エチレン-酢酸ビニルの共重合樹脂)
エチレン酢酸ビニル - Wikipedia
どんな素材なのか?その特徴は
メリット
- 軽い
- 弾力性・柔軟性がある
- 水や紫外線にも強い耐久性
- 燃やしてもダイオキシンが発生せず環境に優しい
デメリット
- 熱で変形しやすい
- 強い衝撃で破れることがある
一般的な釣りで使うにはデメリットよりメリットの方が大きいので十分な素材です。
身近なところでもたくさん使われています。
サンダル、ジョイントマット、目地材、断熱材、おもちゃなど
また、EVA素材のバケツは折りたたんでコンパクトに収納できる物が多いです。
簡単にたためる物より、少し弾力があって形を戻そうとするような厚手のものをおすすめします。
EVA素材の厚手のものがおすすめ
バケツの本体
バケツ本体にはオモリ(シンカー)付きの物を選ぼう。
バケツで海水を汲むときに、最初の課題はバケツが反転せず海水が入れられない。
結構あるんです。私も最初のころ経験済。
バケツを傾けないと海水を汲めないが、着水時に意外と立ってしまう。
ロープをちょんちょんと引っ張ってバケツを傾けようとしてもなかなかうまくいかない。
これを解決するのがオモリ(シンカー)です。
オモリが付いている方に傾きやすいので、海水を汲むのが容易になります。
バケツは反転させやすいオモリ付きの物を選ぼう
バケツの付属品
初めての購入であればロープ付きの物がおすすめ。
海水を汲み上げる際、バケツを投げ入れてロープで引き揚げるためです。
バケツとロープはセットと考えておきましょう。
堤防など、海面から高い位置方釣りをすることも多いので、ロープの長さもある程度必要です。
長さは6m以上の物を選びましょう。
ロープ付きで長さが6m以上の物を選ぼう
バケツの価格
バケツは数百円~数千円とそれなりに値段の幅があります。
値段が高いものはバケツのデザインだったり機能や付属品に付加価値があります。
例えば、蓋やロッドホルダー付きの物もあります。
- 自立式ハードタイプ
- 8mロープ
- オモリ付き
- ダブルファスナー蓋付
- ロッドホルダー*2
海水を汲み上げて溜めておくという用途がメインなら、シンプルにバケツとして機能すれば十分です。
海水を汲み上げて溜めておくだけなら安価なバケツで十分
初心者におすすめのバケツ
初心者の方には数百円のバケツがおすすめ。
使ってみて、こういうのがあったらないいなと思うようになってからグレードを上げていく方が無駄な出費がありません。
私が使っているバケツはこちら。
タカミヤ H.B concept EVA反転 水くみ丸バケツ 錘付
5年程使ってだいぶ傷んできてますが、まだまだ現役のバケツ。
- 形状:丸形
- サイズ:直径21cm*高さ17cm 容量約6L
- 素材:EVA
- 付属:ロープ約8m
- 本体:オモリ付き
- 価格:790円~
シンプルだけどしっかりしていて使い勝手も良いので特に不満はありません。
1000円以下だけど、ロープもオモリもついてます。
あともう一つあります。
こちらは少し小さめのバケツ
シマノ(SHIMANO) 水汲み バッカン BK-053Q 17cm
- 形状:楕円形
- サイズ:19cm*17cm*16cm 容量約5.2L
- 素材:EVA
- 付属:ロープ約8m巻取りハンドル付き
- 本体:オモリ付き
- 価格:1800円~
このワンサイズ小さいバケツもかなり重宝してます。
なぜなら、私の持ってる15LクーラーBOXに収まるサイズ。
クーラーの中によく入れてセパレーターのような感じでも使ってます。
用途を色々考えて選ぶと使う幅が広がります。
水汲みバケツまとめ
最後に、本記事のまとめです。
まずは釣りでの用途を確認しておこう。
最低限これだけおさえておけばバケツ選びの失敗はなくなるでしょう。
釣具、もちろんバケツも持って釣りに出かけよう。
海水汲み上げがうまくできるようになったら初心者から一歩進んだ気がしますよ。
釣り初心者の方は下記も参考どうぞ。
⇒【釣り準備ガイド】
⇒【サビキ釣りガイド】
➡ 楽・楽 釣りガイド HOME
最後まで読んで頂きありがとうございました。