2ー2.糸の結び方

【外掛け結びの結び方】釣り針を確実に結ぶ!基本ノットを図解+動画で詳しく解説

外掛け結びは、初心者が最初に覚えたい釣り針の結び方のひとつです。
結束力が高く、多くの針に使える万能ノットとして広く使われています。

このページでは 図解+動画でわかりやすく手順を解説
さらに、失敗しやすいポイントもあわせて紹介します。

早く手順をみたいかはこちらの図を参考に結んでください

外掛け結びとは?どんな結束に向いている?

外掛け結びは、釣り針の軸に対して糸を外側から巻き付けて固定するシンプルな結び方です。

  • 結束力が高くズレにくい
  • ほとんどの針で使える
  • 慣れると短時間で結べる

※ ナイロン・フロロカーボンに向いています。
 PEラインの場合は滑りやすいため注意が必要です。

外掛け結びの結び方【図解+動画】

動画で全体の流れをご覧ください

必要な道具

  • ハリス(ナイロン・フロロ)
  • 釣り針
  • ハサミ

「小さい針 × 太ハリス」は巻きが重なり綺麗に結べません。
たとえば1号の小さなチヌ針に3号の太ハリスを使うと、糸がうまく巻けず外掛け結びの強度が落ちます。

針のサイズと糸号数の組み合わせに注意!

下の表を参考に、針の種類・サイズに合った糸を選びましょう。

針の種類別|大きさと糸号数の目安

針の種類針サイズ(号)推奨ハリス号数用途・ターゲット例
サビキ針(アジ針・袖針など)4号〜6号0.6号〜1.5号アジ・イワシ・小サバ(サビキ釣り)
チヌ針1号〜3号0.8号〜1.5号小型のチヌ・グレ・カサゴ
チヌ針4号〜6号1.5号〜3号中型チヌ・根魚
伊勢尼針3号〜5号1号〜2号小物全般・汎用
丸セイゴ針6号〜8号2号〜3号小型根魚・カサゴ

外掛け結びの結び方:全9手順

①:針の頭の方で糸を折り返す

先端側を針に巻き付けるので折り返しから5cm以上はだしておこう。
(結び慣れたらやりやすい長さでOK。)

②:糸の先端側を持って針とメインライン側の糸を合わせて巻き込む

片方の手は糸の折り返し部分と針を一緒につまんでおく。

③:針の根本に向かって螺旋状に巻く

ここでも糸と針は一緒につかんだままです。

④:5回程巻く

巻いた糸と糸が重ならないように注意します。

⑤:折り返した時に出来た輪の部分に糸の先端を通す

針に巻きつけた糸の部分を押えておきましょう。

⑥:糸の両端を持って軽く締め込む

ここでは軽く、本締めはしません。

⑦:針の根本の方に糸を寄せる

締め込む前なので強く引っ張ると糸が抜けてしまうため注意

⑧:結び目を湿らせてギュッと締め込む

最後締めあげる前には水で濡らす事をおすすめします。
ラインへの負担も減り結束力もあがります。

⑨:余った糸をハサミで切れば完成です。

あまり根元を攻めて切ると結び目から抜けてしまうことがあります。
1~2mmは残して切るようにしましょう。

他の針結びと比較

結び方の違いによって特徴があります。

ノット強度結びやすさ向いている針
外掛け結び高い簡単ほぼ全て
内掛け結び高いやや難小針・細軸
スネルノット非常に高い難しい大物用・太軸

用途によって合わせるのが一番ですが、初心者には結びが比較的簡単な外掛け結びがおすすめ。

外掛け結びでよくある失敗と対策

うまくいかない場合、次が要因なら試してほしい内容です。

  • 糸が滑って緩む
    結び目を湿らせてから締める、強く引きすぎず均等に締める。
  • 巻きがずれる・重なる
    最初の1巻きを丁寧に。針の根元側へ向けて均等に巻く意識を。
  • PEラインだと滑る
    外掛け結びより他のノット(スネルノットなど)を推奨。 または摩擦系ノットと併用。

まとめ

外掛け結びは、釣り初心者がまず身に付けたい基本のノットです。
図解や動画でしっかり手順を確認し、繰り返し練習することで確実に結べるようになります。

釣行前にぜひ何度か練習してみましょう!

釣り初心者の方に向けて、針との結び以外でよく使う結び方もご紹介しています。
ぜひこれらの記事も合わせてご確認ください。

時短で簡単に結びたい方は針結び器の利用がおすすめ
釣り針結び器を使うとどれくらい早く結べるの?

最後まで読んで頂きありがとうございました。

⇒【釣り準備ガイド】
⇒【サビキ釣りガイド】
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