使うならどんなのがいいんだろう。
こんな疑問をお持ちの方に読んで頂きたい内容です。
魚釣れたら手でつかんで針外せば大丈夫でしょ。
とお考えかもしれませんが、フィッシュトングは準備しておきましょう。
本記事ではフィッシュトングの必要性や選ぶポイント、私が実際に購入した物、おすすめ品についてご紹介していきます。
フィッシュトングは必要なの?
まずは疑問を解決していきましょう。
フィッシュトングを使うのはなぜ?
魚を直接触らないため
これが一番の目的ですが、次になぜ魚を直接触ったらいけないの?
と、疑問が続きますよね。そこには理由があります。
- 毒を持つ魚に直接触れるのを防ぐ
- ヒレなどトゲに刺さるのを防ぐ
- ぬめりのある魚に触らない
- 魚を守る
このように、複数の理由から釣り上げた魚を直接触れるのは避けるべきです。
ということからフィッシュトングは必要です。
それぞれの理由についた詳しく説明します。
毒を持つ魚を直接触れるのを防ぐ
魚の中には身を守るために毒を持つ魚がいます。
一般的に知られているフグだけではなく、堤防から釣れる魚で毒を持つものは結構います。
アイゴやハオコゼ、キタマクラなどなどヒレや皮膚に毒を持っています。
安易に触ると・・・
ヒレから毒針が刺さって痛い思いをする。
皮膚の毒が手について、その手で何かを食べた時に取り込んでしまう。
など考えらます。
ヒレなど刺さるのを防ぐ
毒がなくても暴れる魚を抑えようとギュッと掴んで、背びれや腹びれが刺さり,痛い思いをしたことがあります。
アジは尻尾から体の真ん中にかけてゼイゴという骨が表面を通っているため、素手で掴んでいる時に暴れられると擦れて痛い。
また、魚についている雑菌付いているともあります。手などに刺さったときに後から腫れることもあるので注意が必要です。
ぬめりのある魚たち
サバやヒイラギなどの鱗が小さい・ほとんどない魚たちは体を守るために皮膚がぬめぬめしています。
これが洗ってもなかなかおちません。
そのまま釣りを続けると竿やリールもぬめぬめしてくるので直接触るのは避けたい。
ヌメヌメが苦手な方はなるべく触らないようにしたいですね。
魚を守る
魚は変温動物でほとんどは水温ほどの体温と言われています。
海面水温は夏場でも27℃程度、冬だと15℃、北海道などは10℃以下。
これに対して日本人の体温はだいたい36℃前後。
10℃~20℃も差があり、魚から見るとそんな熱い手で触らないでくれと。
魚が弱ってしまうのでなるべく素手で触るのは控えましょう。
フィッシュトングを選ぶときのポイント
魚を直接触らないというところは理解できたでしょうか。
どんなフィッシュトングがいいのかを次に説明していきます。
フィッシュトングも色んなメーカーから色んな種類の物が出回っています。
では、あなたに合った物をどう選ぶか?
30センチ以下の魚であればフィッシュトング、それ以上になるとフィッシュグリップをおすすめします。
サビキやちょい投げ釣りでアジなどの小物狙いならフィッシュトングで十分です。
フィッシュトングを選ぶ際には次の3つのポイントを考えましょう。
- 価格:どれくらいの価格帯?
- 耐久性:どれくらい持つの?
- 使いやすさ:サイズは?持ち運びは楽?
フィッシュトングの価格
購入にあたってまず気になるのは価格ではないでしょうか。
今やフィッシュトングはDAISOさんでも売られてますし、安いものは数百円で購入できます。
価格帯は数百円~数千円とそれなりに幅があります。
予算的に数千円なら大丈夫という方は選びたい放題です!
何度も釣りに行くようなら1000円以上の物がおすすめ。
ちょっと釣りをやってみようという方は1000円以下の物でも十分です。
フィッシュトングの耐久性
釣りで使う小物類はほとんど消耗品となります。
フィッシュトングは何度も繰り返し使うといずれ壊れるときがきます。
落としたり、踏んで壊してしまったりすることもあるし、
置き忘れて帰ってしまったり。なんてこともありますけどね・・・。
耐久性はお値段に比例しますが、数百円の物でも普通に使えば数回程度じゃ壊れません。
私の経験だと
最初、数百円で購入し、結構雑に使ってたました。
何十回も釣りに行き、釣れてしまったヒトデをつかもうとしたら『バチッ!!』と根本が折れちゃった!
まぁ、しょうがないかという感じでした。
ちょっと釣りをやってみようという方に、数百円のトングでも十分というのはここからです。
その後購入したのはワニグリップ。
お値段は前回使っていたものよりUPして1000円超えです。
ただ、もう2年くらい壊れず使えてます。
壊してしまったトングは根元から折れたことから、根元が一体の物は繰り返し負荷に弱いと学び、分割されている物にしました。
根本がばね式で開くようになっています。
これで根元から真っ二つに折れる可能性は大幅に低減ですね。
また、魚を挟む部分のギザギザとしている所、ここが使い続けてるとだんだん丸くなって魚のホールド性が低下してきます。
掴んでも魚が滑ってうまく掴めなくなったら買い替えのタイミングです。
フィッシュトングの使いやすさ
使いやすさの中でも3つのポイントを考慮すると自分に合った物が選べます。
- サイズ / 重さ
- 持ち運びやすさ
- 魚のホールド性
これらについて少し考えてみましょう。
サイズ/重さについて
あなたの手に合った物が最も大事ですが、狙う魚種によっても大きさを変えるとよいです。
20cm未満の魚狙いなら小さめの物が手軽で扱い易くなります。
30cm以上になってくるとフィッシュトングでは持て余してしまいますので、フィッシュグリップ(魚の口に引っかける)をおすすめします。
持ち運びやすさについて
釣り座・釣り場を動かずにずーっと同じ場所で釣るならいいんですが、実際は多少なりとも場所を変える事が多いです。
ランガンスタイルなら尚更、さっと持ってる持ち運び易い物がいいです。
先ほど紹介したワニグリップはカラビナ付き、ワンタッチで口を閉じた状態に出来るので持ち運びも便利です。また、ホルスター(専用ケース)付きの商品等もあるので尚いいですよね。
柄の部分を押し込むと口が開くタイプです。
魚のホールド性
そもそも魚を挟んで掴むための物なので、最低限ここは確保しておきたいところ。
実際に商品を手に取って確認できるなら、お魚さんには悪いですが手を挟んでみてちょっと痛いなって思うくらいの物を選ぶと滑らずにしっかり掴む事ができます。
おすすめのフィッシュトング5選
ここまででフィッシュトングの必要性と選ぶポイントについて説明してきました。ここからは私がおすすめする商品をご紹介します。
1.ワニグリップMC
こちらは私も使ってます!
魚をしっかり掴めることはもちろん、ワンタッチで口が閉じてくれるところが非常にうれしいポイント。
- サイズ:260×36×32mm
- 重量:130g
2.ワニグリップミニMC
一回り小さいミニタイプもあるよ。
アジ狙いのサビキ釣りや小さいお子さんにはこちらの方が扱いやすくておすすめ。
- サイズ:210×31×28mm
- 重量:80g
3.ワニグリップミニMC+ホルスター
持ち運びに便利なホルスター付きタイプもあります。
- ワニグリップサイズ:210×31×28mm
- 重量:80g
- ホルスターサイズ:231×36×31mm
- 重量:85g
- ホルスターベースサイズ:45×53×19mm
- 重量:15g
4.ディノグリップラプター
幅が細めアジングなどにおすすめ
- 全長:約224mm
- 重さ:約80g
5.ガーグリップMCカスタム
- ガーグリップサイズ:235×58×16mm
- 重量:120g
- ホルスターサイズ:237×43×35mm
- 重量70g
まとめ
フィッシュトングの必要性、選ぶポイント、おすすめ品についてまとめておきます。
フィッシュトングは魚を直接触らないために必要です
- 毒を持つ魚に直接触れるのを防ぐ
- ヒレなどトゲに刺さるのを防ぐ
- ぬめりのある魚に触らない
- 魚を守る
フィッシュトングを選ぶ時のポイント
- 価格:数100円~数千円と幅があり、初心者には数百円の物でもOK
- 耐久性:千円以上の物の方が耐久性は良い
- 使いやすさ:手に合った物、小物狙いなら小さいサイズの物が使いやすい
私イチオシのフィッシュトング
ワニグリップミニMC
本記事はここまでです。
お気に入りのフィッシュトングを見つけて楽しく釣りをしましょう。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。