「子どもに釣りをさせてみたいけど、どんな竿やリールを選べばいいの?」
そんな疑問を持つパパ・ママ向けに、実体験をもとに年齢別・目的別にわかりやすく解説します。
安全に、楽しく、また行きたいと思える釣り体験のために、最初の道具選びをしていこう。
私のおすすめは、セット商品を選ぶ!
初心者の方は特に釣り具の種類が多すぎて何がいいかよくわからない。
この悩みがダントツ。
そこを解決できるのがセット商品です。
釣りに慣れてきたら釣り方に合った竿・リールを選んでいく方が失敗がありません。
詳しくはこちらの記事で
👉釣り初心者の釣具は初心者セットをおすすめする理由 考えすぎず楽に道具を選ぼう
私が実際に購入して使った商品はこちら
本文ではセット商品以外の物も紹介します。
続きをどうぞ。
子ども用釣具を選ぶときの基本ポイント
子どもにとって釣竿は“遊びの道具”の感覚。
楽しく、安全に釣りを楽しむために、まずは選び方のポイントを押さえておきましょう。
観点 | チェックポイント |
---|---|
長さ・重さ | 子どもの身長や腕力に合ったサイズを選びましょう。 重すぎる竿はすぐに疲れてしまい、飽きる原因になります。 |
グリップ | 細めで握りやすい素材(EVAなど)が理想です。 小さい手でもしっかり握れて、扱いやすさが段違い。 |
竿の硬さ | **柔らかめ(ライトアクション)**の竿がおすすめ。 魚が掛かったときの引きも感じやすく、楽しさが倍増します。 |
リールの種類 | 子どもには**スピニングリール(小型・軽量)**が基本。 1000〜2000番のコンパクトなものが扱いやすいです。 |
安全性 | フックの扱いや竿先の硬さにも注意。 柔らかくて怪我しにくい構造のものや、バーブレス(返しなし)針も◎ |
見た目 | 「かっこいい!」「かわいい!」と子どもが感じる見た目も実は大事。 お気に入りの道具=次も行きたい理由になります。 |
釣竿やリールは購入を決める前にお子さんと色を相談しておくのがおすすめ。

私は候補を絞った上で楽太くんに選んでもらうようにしてます。
そうすることで 自分で選んだ物=大事に扱う 意識があると感じます。
補足:親向けワンポイント
「釣れるかどうか」よりも、“楽しかった!”という記憶を残すことが最初の目標。
そのためにも、“子どもが扱いやすいこと・怖くないこと”を基準に選びましょう。
3歳:釣り竿は“持たせる(一緒に持つ)だけ”でOK
特徴
3歳はまだ釣りを“体験”するというより、雰囲気を楽しむ年齢です。
魚を見たり、水に触れたりするだけでも大きな刺激になります。
- まだ自分で操作するのは難しい
- 糸を垂らす・魚をバケツで見るだけでも楽しい
おすすめスタイル
自分で操作するのは難しいため、大人と一緒に持てるおもちゃ竿や糸付き竿がぴったり。
道具よりも「魚を見て触れる」ことを重視しましょう。
- 糸付きの簡易竿 or おもちゃ竿(安全性重視)
- 竿よりも「魚を見せてあげる」「触らせてあげる」ことが目的
注意点
小さな子どもは予測できない動きをするため、安全面には特に配慮が必要です。
フックを使わず、遊び感覚で釣りに触れさせるのが理想的です。
- フックは使わず、エサなしの仕掛けや網遊びでも十分
- 竿を振り回す危険があるので、常に大人がそばにいること
5歳:180cm前後の竿+小型リールで“やってみたい”を応援
特徴
5歳は釣りに興味を持ち始め、自分でやってみたい気持ちが芽生える時期です。
この段階での体験が「釣り=楽しい」と思えるかどうかの分かれ目になります。
- 自分で投げたり巻いたりしたがる
- 成功体験があると一気に釣り好きに
道具を持たせてあげるだけで、目を輝かせる子も多いです。
簡単に釣れる仕掛けを使って、まずは“釣れた!”の喜びを感じてもらいましょう。
おすすめタックル
子どもが無理なく扱えて、しっかり釣果も狙えるタックル選びが大切です。
「軽さ・柔らかさ・安全性」の3つを基準に選びましょう。

- 竿:180cm前後の柔らかめロッド(サビキ・ちょい投げ兼用)
→ 「サビキ釣り」「ちょい投げ」のどちらにも対応でき、使い回しやすい長さです。 - リール:1000〜2000番のスピニングリール(軽量・ドラグ付き)
→ 子どもが片手で扱えるよう、できるだけ軽量なものを選びましょう。 - 仕掛け:サビキ or ちょい投げ(根掛かりしにくい場所で)
→ 足場が良くて根掛かりしにくい場所を選べば、安全に成功体験を積めます。
竿、リールを別々で書いていますが、5歳くらいは竿+リールセットの商品がおすすめです。
竿・リール製品例
冒頭に紹介した竿・リール、仕掛けや餌まで揃ったセット商品以外で紹介します。
実際に私が楽太くんと使ってたものがメイン、実体験に基づいた安心感を重視しています。
まずはこちらから。
①:TAKAMIYA SMILESHIP 万能ジュニアセット
竿180cm、リール付き(ライン3号)
こちらは釣具のポイントさんのオリジナルブランド。
竿の色は7色あるのでお子さんの好きな色を選ぶと◎
この竿、よかったんですが、子供あるあるで引っ掛けて折ってしまいました。

竿が無くては釣ができないので、新たな竿を購入。
②:SZM DREAM PACK DX Ⅲ
竿180cm

こちらは釣具の上州屋さんのオリジナルブランド。
上州屋さんはオンライン販売されないので実店舗での購入が必須。

楽太くんが選んだカラー。なかなかカッコいいですね。
その他、類似の商品だと
③:プロマリン:わくわくちびっ子セット
竿180cm
こちらも、リーズナブルな価格で釣具を提供されてる浜田商会さんのオリジナルブランド商品です。
竿は使ったことないけど仕掛けはプロマリンの商品を重宝してます。
5歳くらいだと竿の扱いが雑なので、ジュニアモデルとかエントリーモデルがおすすめです。
子供の竿・リール選びで重さは重要です。
楽太君は私の竿3.4m×リール3000番の組合せだと重いと文句言ってました。
注意点
子どもに釣りを体験させる際は、安全面での配慮が最優先です。
道具の設定や周囲への気配りなど、事前に大人が教えておくべきポイントを押さえましょう。
- リールのハンドルが逆回転しない設定になっているか確認
- 投げるときに周囲に人がいないか、安全確認の習慣づけを
解除されていると、子どもが混乱しやすくトラブルの元になります。
小さな子どもでも「振りかぶるときは“周りを見る”」をルールにしておくと安心です。
小学生:〜270cmの竿で“本格デビュー”へ
特徴
小学生になると、自分でキャストや巻き取りができるようになり、本格的な釣りにステップアップできます。
道具や釣り方への興味も広がってくる時期です。
- 自分でキャスト・回収・魚の扱いができるようになる
- 道具へのこだわりも出てくる
おすすめタックル
初心者向けの中でも「ある程度の本格さ」が求められるのがこの年代。
軽さと操作性、そして拡張性を意識したタックル選びがおすすめです。
- 竿:210〜240cmのスピニングロッド(万能タイプ)
- リール:2000〜2500番のスピニングリール(PEライン対応も◎)
- 仕掛け:サビキ・ちょい投げ・ウキ釣り・ルアーなど幅広く対応
竿・リール製品例
釣りが初めての場合は、5歳で紹介した竿・リールのセット商品がおすすめ。
自分の背より長い竿の扱いは小学生になっても難しいところ。
慣れてくるまではその方が安全です。
180cmじゃ短いかなとお考えであれば、先ほど紹介したタカミヤさんから、
竿の長さがそれぞれ210、240cm、270cmのセット商品もあります。
タカミヤ(TAKAMIYA) かんたんコンパクトサビキセット
楽太くんも成長してすでに小学生。
竿の扱いも慣れて180cmだと少し短そうだったので、新しい竿にするか提案をしたところ・・・
新しいのほしいと即答。
選んだのがこちら。
新しい竿を買う前にリールはセット商品から一足早く卒業して、次の製品を使ってます。
数十回釣りに行ってるうち、リールが少しぐらついてきたので買い替えました。
ダイワ:ジョイナス2000
ダイワのエントリ―モデルですが、数年使って不具合なし。
かなりコスパのいい製品です。
注意点
自分で操作できるからこそ、仕掛けやラインの扱い方に注意が必要です。
PEライン使用時は結び方のサポートや、疲れやすさにも気を配りましょう。
- 長時間の釣行では竿の重さとバランスに注意(疲れやすい)
- PEライン使用時はリーダーの結び方も教えると◎
年齢別おすすめ釣具セットまとめ
どの年齢に、どんな釣具が適しているかをひと目で比較できる表にまとめました。
迷ったときは、お子さんの体格や釣り経験に合わせてこの表を参考にしてください。
年齢 | 竿の長さ | リール | 特徴 |
---|---|---|---|
3歳 | 〜100cm(おもちゃ竿) | なし | 安全・軽量・遊び感覚でOK |
5歳 | 180cm前後 | 1000〜2000番 | 軽くて扱いやすく、投げやすい |
小学生 | 180〜240cm | 1000〜2500番 | 本格的な釣りにも対応可能 |
年齢だけでなく、お子さんの体格や興味の度合いによっても最適な道具は変わります。
無理のない範囲で「ちょっと背伸び」できるセットを選ぶのも長く楽しむコツです。
よくある質問Q&A
子ども用釣具を選ぶ際に、よくある疑問を実体験に基づいてわかりやすく回答しました。
初めての方がつまずきやすいポイントを先回りして解消します。
Q. 100均の竿でもいい?
→特に問題なし。
ただし雑に扱うと当然壊れます。
Q. 兄弟で1本を共有できる?
→ 可能ですが、取り合いになることも多いので、できれば1人1本が理想。
Q. 初心者セットってどうなの?
→ 子ども向けには「軽さ・柔らかさ・安全性」が重視されていればOK。
大人向けのセットは重すぎることもあるので注意。
「子どもにとって安全かつ楽しいこと」が最優先。
道具選びに正解はあっても“絶対”はありません。お子さんの様子を見ながら柔軟に判断しましょう。
まとめ:子どもが“またやりたい”と思える道具を
子どもにとって釣りは「遊び」であり「冒険」。
最初の道具選びが、その後の釣り人生を左右するかもしれません。
年齢や体格に合った道具を選んで、楽しい釣りデビューを応援しましょう!
無理なく扱える道具があれば、子どもは自然と釣りを楽しめるようになります。
「できた!」「釣れた!」という小さな達成感が、次のチャレンジへとつながっていきます。
家族での釣りが、かけがえのない思い出になりますように。