1.釣り方

初心者におすすめ!夏の釣りのはじめ方|道具・釣り方・コツまで徹底解説

「この夏、釣りをはじめてみたい!」
・・・でもどうやってやればいいのかわからない


そう思ったあなたに向けて、
初心者でも安心して始められる夏の釣りの魅力と始め方を詳しくご紹介します。

奏楽。

楽太君が釣り始めたのも夏だったね
覚えてる?

うん。覚えてるよ。
最初は全然釣れなかったことも!

楽太
奏楽。

そうだったね。
あの時はお父さんも全然わからなかったから。

でも、何回も釣りに行って色々試したら釣れるようになったね!

楽太
奏楽。

最初に比べると楽太君もお父さんもいろいろ学んだね!

この記事では、夏に初心者が最初の1匹を釣るために必要な情報をゼロから丁寧に解説します。

  • 必要な道具
  • おすすめの釣り方
  • 初心者向けの魚種
  • 釣れる場所・時間帯
  • 安全対策

ぜひ参考にしてください。

夏の釣りが初心者におすすめな理由

夏は釣りのハイシーズンのひとつです。理由は次の通りです👇

  • 魚の活性が高くエサに反応しやすい
  • 陸から狙える魚が多く、船がなくても釣れる
  • 港や堤防でお手軽に始められる
  • 家族・友達とレジャー感覚で楽しめる

特に夏はアジ・イワシ・サバ・キス・ハゼなど、釣って楽しい・食べて美味しい魚が多く、初心者の釣果も上がりやすいです。

夏の堤防から釣りやすい魚リスト

夏の堤防から釣れる代表な魚*釣り方*難易度をまとめました。

魚種主な釣り方難易度(★=簡単)特徴・アドバイス
アジサビキ釣り・ウキ釣り★☆☆☆☆群れが回れば入れ食いも。朝夕のマズメがおすすめ。コマセで魚を寄せるのがカギ。
イワシサビキ釣り★☆☆☆☆群れに当たると数釣り可能。サイズが小さいのでハリス細めが有効。
小サバサビキ釣り★☆☆☆☆アジ・イワシと一緒に釣れることが多い。引きが強く楽しい。
キスちょい投げ★★☆☆☆堤防横の砂地や近くのサーフで狙える。朝の潮止まり前後が狙い目。
ハゼちょい投げ・ミャク釣り★★☆☆☆港内・河口寄りの泥底を狙う。小さなアタリを取るのが楽しい。
ベラちょい投げ・胴突き仕掛け★★☆☆☆根周りに多い。虫エサで手軽に狙えるが根掛かりに注意。
カサゴ胴突き仕掛け・ブラクリ仕掛け★★★☆☆防波堤際・テトラ周りに潜む。夜釣りも面白い。根掛かり対策が必要。
チヌ(小型:チンタ)ウキ釣り★★★☆☆小型なら初心者もOK。エサ取り対策と潮読みがポイント。
メジナ(グレ)ウキ釣り★★★☆☆朝夕のマズメ狙い。小型は初心者でも釣れる。軽い仕掛けが有効。

★2までが最もターゲットにしやすい魚です。

初心者におすすめの夏の釣りスタイルとターゲット

夏に初心者がはじめやすい釣り方を3つ紹介します。

① サビキ釣り|防波堤でアジ・イワシを狙おう

サビキ釣りは仕掛けが簡単で、群れがいれば短時間でたくさん釣れるのが魅力です。
防波堤や港の足元に仕掛けを落とすだけでOK。
初心者が最初に覚える釣りとしてとても人気です。

楽太

僕がいつもやってる釣り方だよ

必要な道具

サビキ釣りは「市販の仕掛け」と「アミエビさえあれば始められる手軽さ」が特徴です。
以下の道具を使います。

  • サビキ仕掛け(市販の完成品、針サイズ4〜6号)
  • サビキカゴ
  • アミエビ(冷凍ブロック or パック入り)
  • サビキ用竿、万能竿(2.1m〜3.6m)
  • 小型リール(2000番前後、道糸3号前後)

道具選びに迷いたくない方は釣具一式セットになった商品がおすすめ。
私も購入したことのある商品です。

つり具TEN:釣りエサ付き サビキ完全釣りセット

👆の商品は記事でも紹介してます。
釣り初心者の釣具は初心者セットをおすすめする理由
(私が購入した時と少しセット内容が変わってます)

初心者におすすめのサビキ仕掛け

仕掛けは引っ掛けたり、からまって切れる場合があるので予備の仕掛けを準備しておこう。

最初は①仕掛け、②カゴ、③ウキ、④オモリの4点セット商品がおすすめです。
(ウキは足元に落とすなら付けても付けなくてもOK)

サビキ仕掛けのみの商品で私のイチオシはこちら。

私のおすすめのサビキしかけはこちらで紹介してます。
おすすめサビキ仕掛け5選+セット仕掛け3選

釣れる魚

サビキ釣りでは、群れで回遊する魚を狙います。
釣れる代表的な魚はどれも食べて美味しい魚ばかりです。

  • アジ(小アジ〜中アジ)
  • イワシ
  • 小サバ

釣り方の流れ

サビキ釣りは仕掛けの投入から釣り上げまでの流れがとてもシンプルです。
次の手順で進めます。

  • コマセ(アミエビ)をカゴに詰める
  • 足元に仕掛けを投入
  • 数回上下させてコマセを撒く
  • アタリが来たらゆっくりリールを巻く

釣り方のコツ

サビキ釣りで数を釣るには、ちょっとしたコツが効いてきます。
ぜひ意識してみてください。

  • 魚影が見えたら群れが回ってきた証拠。
    集中して手返し(釣り上げて仕掛けを再度投入する時間)を早くする。
  • コマセの量はこまめに補充し、常に集魚効果を維持。

よくある失敗と対策

サビキ釣りで陥りやすい失敗例と、その解決策も知っておくと安心です。

魚が見えているのに釣れない
👉 コマセの量が足りず、群れが足元から離れている可能性があります。
  コマセをこまめに補充し、撒くタイミングを一定にする。

仕掛けが絡まる・糸がグチャグチャになる
👉 投げ入れるときにカゴの位置や仕掛けの向きを確認し、そっと落とすだけでOK。
  力任せに投げないのがポイント。

アミエビで手や服がベタベタに…
👉 手洗い用のバケツ、手拭きタオルを準備し、服は汚れてもいいものを選ぶ。
  汚れるのが嫌な場合はチューブタイプのエサを使う。

⇨ひと工夫でできる方法も紹介してます。
 サビキのコマセ入れで手を汚れ知らずにする方法

② ちょい投げ釣り|キス・ハゼ・小型の根魚に挑戦

ちょい投げ釣りは、防波堤から気軽に挑戦できる人気の釣りスタイル。

遠くに飛ばす必要はなく、軽く投げるだけで十分。
初心者でも魚の引きをしっかり味わえる釣り方です。

奏楽。

サビキ釣りと合わせてちょい投げ釣りをすると、釣れる確率が大幅にあがります。
魚の活性が低い時などは私がちょい投げ、楽太君がサビキと、ボウズ回避で釣り方を変えたりします。

必要な道具

ちょい投げ釣りではシンプルな道具で楽しめます。

  • ちょい投げ用竿(2.7m〜3.6mの万能竿でOK)
  • 投げリール(道糸3号前後)
  • ジェット天秤10〜15号
  • 投げ仕掛け(流線針7〜9号)
  • ゴカイ・イソメなどの虫エサ

サビキ釣りでも紹介しましたが、釣具一式セットになった商品がおすすめ。

初心者におすすめのちょい投げ仕掛け

ちょい投げ釣りは根掛かりで仕掛けを失うことがよくあるので、予備の仕掛けの準備は必須。

①オモリと②針仕掛けがセットになった商品。

ささめ針:ちょい投げセット

針仕掛けのみ、長さが短めで初心者に扱いやすい。

ささめ針:ちょい投げ48

オモリ(天秤)のみ

釣れる魚

砂地を探ることで、初心者でも釣りやすい魚が狙えます。

  • シロギス
  • ハゼ
  • ベラ
  • 小型のカサゴ

釣り方の流れ

ちょい投げは投げた後の「仕掛けの引き方」がポイントになります。以下の流れで試してみましょう。

  • 軽く投げて着底させる
  • 仕掛けをゆっくり引いて探る
  • アタリがあれば一呼吸おいて合わせる

釣り方のコツ

ちょい投げは「底の感覚」を意識してみよう。

  • 投げたあとは糸ふけ(糸のたるみ)を取ってアタリを明確にする
  • 根掛かりしにくい砂地を狙う

💡 よくある失敗と対策

初心者が最初に悩みやすい場面と、その解決法です。

根掛かりで仕掛けを失う
👉 投げる方向を変え、砂地を中心に狙う。投げる前に海面を観察し、海藻帯や岩場を避ける。

アタリがあっても針掛かりしない
👉 合わせのタイミングが早すぎる可能性。一呼吸置いてから、竿を少し立てるように合わせる。

仕掛けが飛ばない・飛ばしすぎる
👉 力まず、スムーズな振り抜きで軽く投げる。初心者は無理に遠投を狙わないのがコツ。

ちょい投げ釣りをより詳しく解説した記事も参考に
ちょい投げ釣りのやり方 準備する物から釣り方まで解説

③ ウキ釣り|アタリが見えて楽しい釣り

ウキ釣りは視覚的に楽しめる釣り方で、初心者にも人気です。
ウキの動きで魚の様子がわかるので、「駆け引き」を感じながら釣りを楽しめます。

これまでの2つの釣りより、仕掛けの手間と釣り方の難易度が上がります。

奏楽。

ウキを使う釣り方にカゴ釣りというのがあって私は好きでよくやってます。
遠投して、魚がかかった時にウキが沈む瞬間がたまらないですよ。

サビキ釣りでも仕掛けにウキをつければ同じようにウキが沈むのでその感覚は味わえます。

必要な道具

ウキ釣りでは仕掛けのバランスが重要です。
市販のセットを使えば手軽に始められます。

  • ウキ仕掛け(市販品 or 自作)
  • 小型針(チヌ針1号〜2号、伊勢尼3号〜5号)
  • ハリス1〜1.5号
  • オキアミ・練り餌

何度もでてきますが、釣具一式セットになった商品がおすすめ。

こちらのセット商品に、ウキ釣り仕掛けを買って使えばウキ釣りもできます。
仕掛けを変えるだけでいろんな釣りが楽しめます。

初心者におすすめのウキ釣り仕掛け

ウキ釣りはサビキやちょい投げ釣りより仕掛けをロストする可能性が低いです。
ただし、針のサイズが合わなくて魚が釣れないこともあるので、やはり数種持っておくのがおすすめ。

①針仕掛け、②ウキ、③オモリの3点セット商品

釣れる魚

小型の魚を中心に、アタリの出方を楽しみながら狙えます。

  • 小型のクロダイ
  • メジナ
  • サヨリ

釣り方の流れ

ウキ釣りは仕掛けの位置調整がポイントになります。

  • 魚がいそうな棚(水深)に仕掛けを入れる
  • ウキの動きに注目し、アタリを待つ
  • ウキがしっかり沈んだら合わせる

釣り方のコツ

ウキの動きをよく観察するのが最大のコツです。

  • 潮の流れを読んでウキの位置を調整
  • エサが取られるだけなら針のサイズを下げる

💡 よくある失敗と対策

初心者がウキ釣りで悩みがちなポイントと、その対策です。

ウキが流されて仕掛けが安定しない
👉 潮が強い場合はオモリを重くし、ウキ下を調整して安定させる。

エサだけ取られる
👉 針が大きすぎる・エサの刺し方が甘い可能性。小針に変える・しっかり刺す工夫を。

ウキの動きに反応しすぎて空振り
👉 ウキがしっかり沈むまで待ち、慌てずに合わせる練習をする。

ウキから目を離していると、いつの間にかウキが流れてる、沈んでることがあるので、
よくみておこう。

初心者のための道具一式(費用感)

初期費用は工夫次第で抑えられます👇

用品目安価格コメント
竿+リールセット3,000〜8,000円サビキ・投げ共用の入門セットでOK
仕掛け300〜800円セットの市販品が便利
エサ300〜500円アミエビ・青イソメ等
バケツ500〜1,500円水汲み用
クーラーボックス2,000〜5,000円小型でOK(10L前後)、保冷バッグでも代用可
ライフジャケット3,000〜6,000円必ず用意

紹介した セット商品なら5000円前後の予算で十分楽しめます。

参考に私が使ってる竿とリールも紹介。
初心者セットを使ってみた後に買ったもの。
どちらもエントリーモデルで今もずっと使ってます。
汎用ロッドなので、今回紹介した釣り方の他にルアー釣りもできます。

【釣竿】ダイワ:リバティクラブ―ショートスイング15-240

【リール】ダイワ:クレストLT2500

釣れる時間帯と場所の選び方

魚はいないと釣れないし、いても餌を食べてくれないと釣れません。
ちょっと考えると当たり前なことなんですが、竿を出して、餌付けてたら釣れるだろう。
と思いがちで、意外と抜け落ちてたりします。

釣りやすい時間や場所を選んでいくようにしよう。

ベストタイム

  • 朝マズメ(夜明け〜2時間程度)
  • 夕マズメ(日没前後2時間程度)

魚の活性が高く、初心者でも釣果が上がりやすい時間帯です。

おすすめの場所

釣りに慣れるまでは足場がしっかりした場所を選ぶようにしましょう。

  • 防波堤・港(足場がよく安全)
  • サーフ(ちょい投げに最適)

足場の悪い磯場などは竿の取り回しや魚がかかった時の対処などが慣れてきてから。
それでも最初は単独を避けて複数人でいくようにしよう。

夏釣りで必須の安全対策

安全に楽しく釣りをするのが一番です。
注意したい3つについて、関連記事も確認下さい。

初心者が釣りを楽しむためのアドバイス

  • 予算は最初に決めておく!
  • 最初はシンプルな仕掛けでOK
  • 地元の釣具屋で仕掛けを選んでもらうのも良い方法
  • 1回の釣行は2〜3時間程度がおすすめ(集中力が持つ範囲)
  • 釣れた魚は持ち帰って料理して食べよう!

夏は釣り初心者にとって最高のシーズンです。
道具は安価なセットでOK、釣り方も簡単なものから始めればすぐに釣果が得られます。

まとめ|この夏、あなたも釣りデビューしよう!

まずは近くの港や防波堤に出かけ、第一歩を踏み出しましょう!

「この夏、楽太君と一緒にまた新しい釣りに挑戦する予定です。あなたも一緒に、第一歩を踏み出しませんか?」

釣り場でよくある”釣れないなぁ”となる前に、先に次の記事も見ておいてください。
サビキで釣れないのはなぜ? 4つのコツを知って試せば釣れる可能性が大幅に上がります

関連記事

本記事内で紹介した関連リンクです。
合わせてご活用下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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