「子どもと釣りに行ってみたいけど、危なくない?」
「何歳から楽しめるの?」
そんな悩みに応えるために、3歳・5歳・小学生それぞれの年齢ごとの特徴と楽しませ方を、実体験をもとにまとめました。

楽太君の釣りデビューは5才の時でした。
釣果よりも「安全・快適・楽しい」が大事。
親子で最高の“はじめて”を楽しみましょう
まず大切なのは「釣れた数」ではなく「笑顔の数」
親にとっては「1匹でも釣らせてあげたい」が本音。
でも、3歳の子にとっては「糸を持たせてもらえたこと」や、「パパと一緒に釣り場に行った体験」そのものが楽しい記憶になります。
子連れ釣行の成功のカギは、
- 予定を詰めすぎない
- 失敗も“思い出”と捉える柔軟さ
- 子どもの「もう帰りたい」を責めない心
この3つです。
3歳向け:“見る・触る”を楽しむ「おさかな体験」
「まだ釣りは早いかも…?」
そんな心配は不要です。3歳でも、“釣り場の空気”を存分に楽しめます。
ただし、主役は“釣果”ではなく、“体験”。
大人のほうも「一緒に自然を楽しむ」という気持ちで臨むのがコツです。
特徴:まずは“見る”“触る”からがスタート
- 集中力の目安は10〜15分程度。
長時間の釣りより、短時間の「遊び感覚」が合ってます。 - 自分で釣るのはまだ難しいけど、糸や魚には興味津々
- バケツやアミを使った魚の観察は、目をキラキラさせて喜びます
この年の子を持つ知り合いと行った時は波が怖いと泣かれました。
うちの子も波はなかなか慣れなかったです。
👉初めての海は特に気を紛らせつつ近づくと徐々に慣れてくれます。
また、興味が色んな所にいくので目を絶対に離さないこと。
👉魚も含め、興味あれば針も平気に握ろうとするので注意が必要。
おすすめの楽しませ方:「見る・触る・感じる」お魚との出会いを演出
- 釣らせる必要はありません。
魚を見せるだけ・触らせるだけでも、立派な“釣り体験”。 - 動きがあって目に見えやすい魚、近場であればザリガニも大人気。
- 水辺を散歩したり、貝ひろいや石ひっくり返し遊びを組み合わせて、**「釣りごっこ」**にするのも◎
自分であれこれできるようになってくる時期です。
何をするのも楽しいし興味を持ちます。
👉海の周りにあるいろんな物を教えてあげるだけでも楽しんでくれます。
海が近くになければザリガニ釣りもおすすめ。
私が子供とやったザリガニ釣りの記事も参考にどうぞ。
👉近場で楽しくザリガニ釣り 専用の道具をそろえなくても簡単に始められます

親の工夫ポイント:“釣れなくても楽しかった”を作る
- 魚のぬりえや図鑑とセットで「見た魚を塗ってみよう」など五感に訴える連動体験がおすすめ!
子供の飽き対策に魚のシールブックもいいですよ - 危ないからダメ!を押し付けない
どう触ると安全かな?」と一緒に考える教育チャンスに。 - 汚れるのは当たり前。
服は水に濡れてもOKなもの、着替えも準備しておこう!
失敗してもOK。
「釣りって楽しかった!」という記憶があれば、2回目も行きたいと言ってくれます。
5歳向け:「やってみたい!」気持ちを引き出すステージ
ただ見るだけじゃ物足りない。
5歳は「自分でやりたい」が爆発する年齢です。
冒頭にも書きましたが、楽太くんも『釣りしたい』と言い出したのは5歳の時、
私もほとんど釣りをやったことがなかったんですが、子供がやりたいことはやらせてあげたいと親ばかから一緒に始めました。
特徴:“ちょっとだけ釣り人”になれるタイミング
- 道具を触りたがる・自分でやりたい意欲が強い
- 成功体験があると自信に直結する
- 投げる・撒くなど動作のある釣りが好き
「エサつけてみたい!」「投げ入れてみたい」
「やらせていいのか?」と迷う気持ちもありますが…
👉このチャレンジをそっと応援してあげると、目が輝きます。
おすすめの楽しませ方:“自分でやった”の達成感を味わう
- 軽くて短めの竿で「ちょい投げ」や「サビキ釣り」がおすすめ
- 途中で飽きたときは、「コマセ混ぜ係」や「魚係」など役割を与える工夫が◎
- 魚が目に見える釣り場(港や堤防の足元)は、集中力アップに効果的。
楽太くんはコマセ混ぜ係に任命すると釣り行くたびに率先してやってくれるようになしました。男の子は特に役割を与えた時の使命感が大きいと感じます。
また、5~6歳の時は魚が目に見えるとその魚を釣ろうと一生懸命になってました。

親の工夫ポイント:成功も失敗も「楽しい記憶」に変える
- 「今日の目標:魚1匹 or 自分でエサをつける」など
小さなゴールを一緒に設定する - 「失敗しても楽しい」が伝われば、また行きたい!が自然に生まれます。
- 安全面はしっかり見守りつつ、手を出しすぎないのがコツ。
サビキ釣りでは仕掛けが絡まることが多くあります。
トラブル減少のため、仕掛けの工夫を記事にしています。
👉サビキ釣り 子供の仕掛けはひと工夫でトラブル減少・扱いやすさも向上します
楽太君は釣りの帰り、釣果があってもなくても、「お父さん、今日の釣り楽しかったね!」と言ってくれました。
そう思える体験が、子どもを釣り好きに育ててくれます🎣
小学生以上:できることが増えて“自由と責任”を教える場に
「投げてみたい!」「自分で仕掛けを組んでみたい!」
小学生になると、釣り=遊びから趣味へと変わり始めます。
特徴:自立心とこだわりが出てくる年ごろ
- 自分でキャスト・回収・魚の扱いができるようになる
- 道具・仕掛けに興味を持ち、こだわりも出始める
- 兄弟間の“釣果勝負”など遊び心が盛り上がる
「この針の方が釣れる気がする!」
そんな言葉が出たら、もう立派な“釣り人”の仲間入りです
おすすめの楽しませ方:挑戦と発見のきっかけを作る
- 「何を釣るか?」「どの仕掛けを使うか?」を子ども自身に選ばせる体験を。
- 携帯メモ帳やスマホで釣果記録、魚図鑑で調べる遊びも知的好奇心を刺激します。
- ウキ釣り・ちょい投げ・ルアー入門など、少しずつ選択肢を広げていくと◎
まずは子供がやりたいことを尋ねてやらせてみる。
👉成功しても失敗しても、「なんでこうなった?」を一緒に考えることが、知識と興味の芽を育てます。
少し時間ができたら、私が作ったお魚クイズでも遊んで下さい。ゲーム感覚、ブラウザ上で遊べます。
👉お魚クイズ:あなたは魚博士になれるのか
親の工夫ポイント:“釣り人としての責任”も少しずつ伝える
- トラブルが起きたら、すぐ手伝わず「一緒に考える」時間を作ってあげましょう
「どうして絡まったんだろう?」「次はどうすればいいかな?」 - 安全面では、キャストの方向・フックの扱い・マナーを丁寧に教えることが大切。
- 使った道具の片付け、ゴミの持ち帰りなども**“釣り人としての振る舞い”**を一緒に実践。
小学生期は「一人の釣り人」として自ら考え、動きはじめる時期。
👉「釣らせる」から「任せてみる」へ。
そうやって、子どもは釣りを“自分の世界”にしていきます。
ルールやマナーはを守っていない時は一度”釣りを止めて”から、教えるようにしよう。
釣りのルールやマナーをまとめた記事も参考に
👉釣りのルールとマナー
年齢問わず持って行くべきアイテム一覧
「これだけは持っていってよかった!」
子連れ釣行の経験から、年齢問わず役立つアイテムをピックアップしました。
釣果よりも「快適さ」と「安全」が大事。出発前の持ち物チェックにぜひお使いください!
ライフジャケットは堤防釣りでも着用しよう。
ライフジャケットの必要性と子供用おすすめを記事で紹介しています。
👉堤防サビキ釣りでも子供にライフジャケットは必要?使う時はどんな物がいいんだろう?
万全の準備があれば、当日のハプニングも「いい思い出」になります。
お子さんとの釣り時間が、笑顔あふれる体験になりますように🎣
釣れなかった日も“宝物”になる
魚が釣れた日はもちろんうれしい。
でも、あとで写真を見返して笑ったり、「また行きたいね」と話したりするのは、実は“釣れなかった日”のほうだったりしませんか?
「魚が釣れた」よりも、「楽しかったね」と笑える思い出を。
それが、子どもを“釣り好き”にする一番のコツかもしれません。
「釣れなくてもまた行きたい!」
そう言ってもらえる釣り体験を、ぜひ一緒に作ってみてください。