何でほどけるんだろう。
結び方ってまる結びじゃだめなの?
という経験・疑問をお持ちの方に読んで頂きたい内容です。
まずは結論を言います。
結びの解けにくさは摩擦力が必要
まる結びでは結束する摩擦力が足りない
どういう事なのか解説していきます。
糸の結びには摩擦力が必要
糸が結ばれているというのは、糸同士の摩擦による抵抗で解けにくくなるというのが一般的です。釣りでは糸にテンションがかかったり緩んだりの繰り返しがありますし、何と言っても魚がかかった時、魚の大きさによっては力強く引っ張られます。
なので、摩擦力の高い結びでしっかりと結んでおく必要があります。
まる結び(固結び)の摩擦
まる結び(固結び)でもいいんじゃないか?
って思われている方、まる結びは結束力がそんなに高くないんです。
でも、
靴紐でまる結びをすれと解けないよね?
と、思われるかもしれませんが、これは靴紐自体がざらざらして摩擦力が高いんです。これに対し釣り糸で使われるナイロンなどのラインはツルツルしているので摩擦力が低い。
だから同じように結んでも釣り糸の方は靴紐に比べ断然解けやすいと言えます。まる結びの結束力となる摩擦部分をみてみます。
くるっと糸が一回転下部分が摩擦部分となります。まる結び2回の固結びと言われる結び方でも摩擦部分はそれぞれの結び1回部分+αくらいとなります。
試されると分かると思いますが、まる結びだとすぐに解けてしまいます。1回分の結び分の摩擦力なので結束力が低く、解けやすいというのが釣りには向かない点です。
クリンチノットの摩擦
釣りで使われる結び方はどうなんでしょうか?
私がいつも結んでるクリンチノットと言われる結び方についてみてみます。
糸がぐるぐるグルグルっとなっている部分が摩擦部分。
まる結びと比べると断然摩擦部分が多いですよね。
これでまる結びと比べると結束力が格段に異なります。
釣はラインの結び方も重要です。
ただ、難しい結び方をしなければいけないというわけではありません。
いくつか釣り方に合った結び方を覚えておきましょう。
今回紹介したクリンチノットの結び方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。まだあなたがこの結び方を知らないようでしたら是非ご覧下さい。
釣り仕掛けの結び方 クリンチノット 最初に覚えておきたい結び
最後まで読んで頂きありがとうございました。