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初心者がやってしまう釣りの失敗10選と対策|うまくいく釣りデビューガイド

釣り初心者がやっちゃう失敗って結構あるのかな。
先に知ってれば回避できる!

こんな考えのあなた、さすがです!

釣りはシンプルなレジャーに見えて、実は「準備・観察・知識」が必要な奥深い趣味です。
だからのめり込む人はあれこれ試していくんです。

特に釣りを始めたばかりの初心者にとっては、小さなミスが釣果に大きな差を生むことも。
この記事では、初心者がやりがちな10の失敗とその対策を徹底解説します。

この記事を読むことで、失敗を回避し、最初から楽しい釣り体験ができます。

奏楽。

釣り始めた頃は色々失敗したなぁ。

お父さん、失敗は成功のもとって言うから大丈夫だよ!

楽太
奏楽。

そうそう、いろいろ失敗したからいまがある!楽太くんも釣り竿折ったりしたしね!

あー!それは言わなくてもいいよ!

今はちゃんと気を付けてるもん!

楽太

私たちの経験や、釣り人あるあるの失敗含めて紹介します。

失敗例と対策方法について具体的にお伝えするので同じ失敗ならないよう注意してください。

その1:ライフジャケットを着けていない

堤防だから大丈夫と安易に考えるのはやめましょう。

起こるかもしれない状況

  • 足場の悪い堤防や磯で落水事故に発展。
  • 子どもと一緒なのに安全対策なし。

何か起こってからでは手遅れになります。

対策

  • 海や川など、水辺では必ずライフジャケットを着用しましょう。
  • 船での釣りは国土交通省認定の「桜マーク付き」製品が必須です。

法律で船に乗って釣りする場合はライフジャケット着用義務があります。
堤防釣りは法で定められていません。
そして、残念なことに毎年落水による事故は後を絶ちません。
万一を考え、ライフジャケットは付けるべきです。

ライフジャケットについて詳しく書いた記事も参考に。
堤防サビキ釣りでも子供にライフジャケットは必要?使う時はどんな物がいいんだろう?

その2:釣り場の選び方を間違える

取り合えず釣り行ってみよう!
と安易に場所選んでいってみたところ・・・。
すごい微妙な場所だった。

よくある状況

  • 魚がいない場所を選んでしまい、全く釣れない。
  • 潮通しが悪くゴミばかり。
  • 混雑で釣りにならない。

これが結構あるんですよ。
場所選びは安全にも関わるので、よく調べよう。

対策

  • 初心者は堤防や港など、安全で足場が良く、魚影が濃い場所を選びましょう。
  • ネットで釣果情報やレビューが出ている釣り場がおすすめ。
  • 事前に「○○港 アジ 釣果」などで検索すると良いです。

合わせて周りに何があるかも調べてから行くのが更にGOOD。
道中に〇〇のお店があるから帰りに寄ろう。
とか、楽しみが広がります。

その3:釣れる時間帯を知らない

お昼ご飯食べた後くらいに行こうか。
14時~16時くらいまで釣りをしたけど釣れない。
釣れないから帰ろうと帰宅。

こんなことなかったですか?

状況

  • 真昼に行って「全然釣れない…」と嘆く。
  • 潮が動かない時間で釣れない
  • 夜釣りが危険とも知らず一人で挑戦。

実は、魚が釣れやすい時間やタイミングがあるんです。

対策

  • 基本は「朝まずめ」「夕まずめ」など魚の活性が高い時間帯を狙いましょう。
  • 潮の動きも重要で、「満潮の前後2時間」が狙い目です。
  • 初心者は昼前後よりも日の出前後の短時間勝負がおすすめです。

釣れそうな時間帯を狙っていけば釣れる可能性が大幅に上がります。

潮の満ち引き、潮汐表をみるのにおすすめのアプリがあります。
全国の釣り場が網羅されてるので、各釣り場での情報が確認できます。
タイドグラフBI: Google Play / App Store

タイドグラフBIについての記事はこちら
おすすめ釣り情報アプリ 釣り場・潮見表を確認するならタイドグラフBI

その4:釣り竿を折る

釣り竿は普段使う物よりもかなり長い道具です。
丁寧に使えば長く使えますが、ちょっとしたことで折れてしまうことも。

対策

  • 竿を地面に置いていたら踏んで折ってしまった。
  • 竿を落としたら先端が折れてしまった
  • 柵の凹みを竿受け変わりにしてたら、持ち上げる時引っかかって折れてしまった。

先端が折れるくらいであれば、トップガイドを交換するような感じで修復できますが、
根本とか中腹から追ってしまうと致命的で買いなおす必要があります。

そうならないよう注意して扱うことが大事です。

対策

  • 竿受けを使う
  • 周りをよく確認する。
  • ロッドケースやカバーを使う。

私の子供のころの経験
餌付けのため竿を道に横たわらせてたら車にひかれて折れました・・・。
こんな悲しい思いしたくないですよね。

竿受けは次のような商品があります。

柵に付けれるタイプのものもあります。

こういったっ道具も活用して竿の直置きは避けよう。

柵の場合はタオルを一周回して結べば、タオルの上が応急の竿受けにもなります。

その5:仕掛けが合っていない

釣り方に合わせて仕掛けを買ってきたんだけど、釣れない・・・。

こんな状態に陥ってないですか。

状況

  • サビキ釣りでアジやイワシを狙っているのに、周りに見えるのは別の魚?
  • 底の方に魚いそうだけど、底を狙う仕掛けがない。
  • 魚がエサをつついてそうだけど釣れない

最初は一つの仕掛けにこだわらず、釣れなかったときのため、いくつか柔軟に準備しておくことがおすすめ。

対策

  • 釣る魚に合わせた仕掛けを事前に調べて準備しましょう。
    ボウズ回避で異なる魚種の仕掛けも合わせて準備するのもおすすめ。
    例えば、”サビキ”、”ちょい投げ”など
  • 魚の口より針のサイズが大きすぎる場合は小さめの針を使う。
  • 不安なら釣具店で聞くのが◎。

こちらの記事も参考にして下さい。
アジ釣り完全ガイド|時期・場所・仕掛け・釣り方まで初心者OK!
釣り初心者向け サビキ仕掛け選びで迷う針・幹糸・ハリスの種類と号数を解説

その6:エサを正しく扱えていない

エサを使って釣りをしてるのに全然釣れない。

状況

  • 夏場の休憩中、虫餌を車に放置してたら動かなくなってる
  • エサがすぐに取れてしまう。
  • サビキのコマセカゴから全然エサがでてない。

エサが役割を果たせないと釣れません。
ただ針を投げ入れているような状態です。

しっかりエサとして使えるようにしておこう。

対策

  • エサは日陰やクーラーで保管し、鮮度を保ちましょう。
    冷やしすぎも生餌は弱らせてしまうので注意
  • 針にエサが真っすぐ刺さっているか、針先がしっかり出ているか確認を。
  • カゴにエサを詰め込みすぎるとエサは出ない。8割程度までにとどめる。

その7:釣った魚を扱う準備ができていない

魚が釣れた!!
でもこの魚なんていう魚?
どうして持って帰ったらいいの?
こんな場合は要注意。

状況

  • アイゴやゴンズイなどの毒魚を釣り上げて、素手で触ってケガをしてしまう
  • 魚をそのまま持ち帰ったが家に着いたら悪臭がたっていた。
  • 魚をクーラーボックスで冷やして持ち帰ったが身が生臭かった

毒を持つ魚はたくさんいるので、知らない魚が釣れた時は注意が必要。
また、釣れた魚を持ち帰るのであれば準備が必要です。

対策

  • 魚を釣り上げたら、フィッシュトングでつかむ。プライヤーで針を外すなど素手で触らない
  • 刺された場合は、すぐに傷口を洗う。
    40〜45℃の湯で毒を不活性化できる場合もあるが全ての毒に有効な訳ではない
    ※ 症状がひどい場合は、すぐに医療機関へ
  • 持ち帰る場合はクーラーボックスで氷締めと15cm以上の魚は血抜きする。
    えら裏を切ればだいたい血抜きできます。

魚が釣れたらうれしくなるんですが、その後の対応・処理も重要です。
持ち帰って美味しく食べたいのであればクーラーボックス、なければ保冷バックで冷やして持ち帰ろう。

大きい魚は血が体に回って血生臭くなるので、血抜きをした上でクーラーボックスに入れる。
クーラーボックス内で血抜きはしないように。

毒をもつ魚とその特徴について

魚種名毒のある部位特徴・注意点
ゴンズイ背ビレ・胸ビレのトゲ群れで泳ぎ夜に釣れる。背ビレのトゲに強い毒があり、刺されると激痛
アイゴ背ビレ・腹ビレ・尻ビレのトゲ見た目はかわいらしいが、ヒレの棘に毒あり。
刺されると腫れ・痛みが強く長引くことも。
オコゼ(ハオコゼ含む)背ビレのトゲ小型でも毒性が強く、刺されると激しい痛みと腫れ。誤って触りやすい。
ミノカサゴ背ビレ・腹ビレ・胸ビレのトゲ熱帯魚のような見た目だが、ヒレに強い毒。
観賞用としても知られるが、野外でも釣れる
ヒガンフグ皮や肝他のフグとの見分けがつきにくい

毒を持つ魚はこの他にもたくさんいるので知らない魚が釣れた場合は触らずにフィッシュトングを使おう。
なければタオル等で代用し、直接触らないように気を付ける。

関連記事

その8:ライン(糸)・仕掛けのトラブル多発

釣り始めたはいいけど、ライントラブルが絶えなくて。
何でだろう。

状況

  • サビキ仕掛けがからまってぐちゃぐちゃになる。
  • リールに糸が絡まって釣りにならない。
  • 仕掛けを投げると糸が 切れる。

これらは初心者に多いトラブルです。
色んな加減が分からないうちはライントラブルが頻発することもあります。

対策

  • サビキ仕掛けの針の数を減らしてみる。
  • キャスト時は指でラインを軽く抑え、巻くときはゆっくりリールを巻くとトラブルが減ります。
  • 仕掛けが重すぎるので軽いものに変える。
    糸が劣化している場合があるので巻きなおす。

お子さんとの釣りでは結構仕掛けを絡ませてくれます。
そんな時はこちらの記事を参考に。
サビキ釣り 子供の仕掛けはひと工夫でトラブル減少・扱いやすさも向上します

その9:ルールやマナーを守らない

この辺誰もいないし、場所も広いから釣りにもってこいじゃない。
釣りしていい場所だから、投げてもコマセ撒いてもいいよね。
こんな感じで安易に釣りをしていませんか?

状況

  • 釣りをしてはいけない場所で釣りをしている
  • 投げ釣り、コマセ禁止の場所で投げたりコマセを撒いたりしている
  • 投げ釣りで隣とオマツリ(糸の絡まり)してトラブルに。
  • ゴミをそのまま放置。

悲しい事ですが、近年釣りが出来る場所が減ってきています。
釣り人のルールやマナーが悪く、釣り禁止になる場所が増加しているんです。

楽しく釣りをするために、最低限のことは守ろう。

対策

  • 釣り場のルールは事前にネットで確認しよう。
    現地にも看板等あるので必ずチェック。
  • 混んでいる時は仕掛けを短く、投げる方向にも配慮を。
  • ゴミは全て持ち帰るのが基本マナー。

釣りする人もしない人も同じ場所を気持ちよく使えるようにすることが重要です。
釣りを始めるにあたってのハードルでルールやマナーがわからないことも一定数あげられると思います。

ただ、全然難しいことはなく、みれば理解できる内容がほとんどなので、確認してみて下さい。

私が書いた一般的な内容も参考にどうぞ。
釣りのルールとマナー

その10.寒さ・暑さ対策をしていない

釣りには竿*リール、仕掛*エサがあれば十分でしょ。

こんな感じで安易に釣り場に行ってませんか?

対策

  • 真夏の堤防で熱中症。
  • 冬に手がかじかんで道具が扱えない。

釣り場選びと同じように季節や天候も事前に確認しておく必要があります。

対策

  • 夏は帽子・水分・塩分タブレットを持参。
    真夏は10時~15時くらいまで炎天下での釣りは避ける
    クーラーボックスの保冷剤やハンディ扇風機等も活躍します
  • 冬は防寒手袋・インナーを重ね着して防寒を徹底。
    暖かい飲み物やカイロも効果的
  • 季節によって快適に釣りを楽しめる装備を整えましょう。

冬場の釣りで、上着は結構厚着するけど足元が寒いという状況があります。

そこでおすすめなのがダウンパンツ!

私が購入したのはカジュアな感じ。
釣りだけじゃなく、日頃からはいていて冬場は手放せないアイテムです。

まとめ:小さな対策で釣りはもっと楽しくなる!

〇〇やったらうまくいったよ。って言うのはよく聞いたことがあると思います。
しかし、うまくいったときの条件はそれだけじゃないので再現性が低いことが多い。

しかし、失敗した時は要因が明確。
それを取り除けばいいだけなので対策はバッチリできます!

初心者がやりがちな釣りの失敗は、ちょっとした準備や知識で簡単に防ぐことができます。
今回紹介した失敗とその対策を意識すれば、初めての釣りでも楽しい釣りデビューができるはずです。

今後も当サイトでは、初心者向けの釣りガイドやおすすめの道具情報を発信していきます。
ぜひ他の記事も参考にしてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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